HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

言葉じゃなかった、ただ傍で感じてたかった体温は

「キミのその髪型、いいね。例えは悪いかもしれないけど、フワフワしてて犬のシッポみたいだ。犬が嫌いだったらゴメン。でも、とてもよく似合ってるよ」
『どうもありがとう。"シッポ"は別にイヤじゃないわ。だって世の中の大体の人はこの髪型を"ポニーテール"って呼んでるし。』
「犬じゃなくて馬??」
『多分、この髪型に名前をつけるとき、その女性の髪は私みたいにパーマとかかかってなくって、黒くしなやかなストレートだったんじゃないかしら』
「"テール"といえば、キミが今飲んでるカクテルの言葉の由来って知ってるかい?」
ダイキリのこと?』
「いや、"カクテル"全般さ」
『"テル"って"テール"と同じなの?』
「何かと何かを混ぜたお酒、カクテルはスペルは"COCK TAIL"なんだよ、昔は雄鶏のシッポでステアしてたんだって。」
『ふーん。』
「それ美味いのかい?」
『まぁ、とびっきり、ってワケじゃないけど』
「じゃあ、今度は"とびっきり美味しい!"って言ってもらえるようにがんばるよ」
『期待してるわ、マスター。あと、オカッパ以外の髪型の名前も憶えてね』