HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

ドリームワールド

世の中は全体的にグレー。
夢の中に出てきた灰色の砂でできた丘というか山というかのなだらかな斜面を登っていく。頂上に着くと、やはり見えるのは全てが灰色。あらゆる白と黒の間の色がグラデーションだったりアシンメトリーで塗られている。暗いがどこか美しいと感じる世界。左側には海だか湖、灰色にかぶせた緑色のような色。反対側には重い曇り空にちょっとだけ顔を出す青空、と言ってもやはり灰色に水色を混ぜたような色。斜面には二つくらい降り口があって、一歩踏み出せば転がり落ちていくのは明らかな急斜面、これは青空側。緑色っぽい海側にはさほど急ではないが、ところどころに岩のような盛り上がりが有り、海側に降りて行ったところで用は無い。一番楽なのは来た道を引き返すなだらかな斜面。

ここでいったん目が覚める。

急にバンドのヘルプを請け負う。パートはベース。練習なし、まさにぶっつけ本番。何故快諾したのかは分からない。本番直前の楽屋にて、楽器を持っていない事に気付く。優しい共演者が貸してくれる、触れた事の無い五弦ベース。ということは、リハーサルすらも無かったのだろう。本番が始まり、訳の分からないまま弾く。途中で全員が一本ずつ弦を張り換え始める。ふと振り向くとアンプに一本だけ弦があって、あわててこっちも換え始める。慣れていないので大分時間がかかり、ステージからお呼びがかかっても行ける状態ではない。アセる。まだ次のバンドも控えている。かといって次に弾く曲を知らない。


目が覚めると、窓から差し込む太陽がフトンの半分くらいを照らし、毛布に包まった体は汗をかいていた。