HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

その頃、彼らの後ろに並んでたトラックドライバーは

人間というものは、「人」または「他」を喜ばせることによって、「自己」の存在の意義と確認している。それは"絵画"や"音楽"のような芸術でも、"料理"や"掃除"などの日常生活という分野においても同じである。「喜ばせる」ということは"心"を動かさせることであり、それは文字通り「感動」させることだ。大雑把な言い方をすれば、「怒らせる」「泣かせる」も同じ類だが。
逆にとり、そういったことで「生かされている」という事実も無視できないことであろう。つまり、人間においては皆が皆、「自分を生かすため」に共存しあっているという結論だ。親しい間柄の思いやりとか、企業の生活を向上させるためのアイデアなども、その「共存」に辿りつく。個々が独立して生きているのではない、共存という社会。だから、人を死に追いやる、もしくは死なせるという全く逆の行為は他に理解されない。それが自身を納得させるためであろうと、どんな正当性をもっていようと、「他が他を喜ばせる」ように生きている社会にとってはありえないことだからだ。
自分の人生を意義あるもの、豊かなものにするために、人は苦労してでも他を喜ばせる。生物の中でこんな崇高な"生"を送っているということはなんて素晴らしいのだろう。



と、先日晩酌で独り酔いながら書いたメモが財布に入っていた。