HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

風が強い。すごく強い。しかし、風が強い日は空気がきれいな気がする。(もちろん風がおさまった後)一年を通して、一番冬が空気が澄んでいるような、透明な印象がある。星がきれい、月がきれい。日本ではウサギだけど、国によってはライオン、カニ、女の横顔、などいろんな模様にみえるらしい。満月の夜に狼男が本性をあらわすのも分かる気がする。孫悟空が大猿に変身するのも。上弦の月下弦の月、満月、新月。ちなみに上弦下弦は月が沈む頃(西にあるとき)に、弧ではなく線に見える弦が上にあるか下にあるかで違うようだ。


冬になると太陽の位置が低くなる。そうすると日照時間が少なくなるから気温が下がる。だけど部屋に直接入ってくる朝の光は上から照らされているより強烈だ。道々の樹木は地面を歩く生き物のために、葉を落とし、枝の隙間からこぼれる光が多くなるようにしてくれている。雪が積もった晴れた朝には、太陽の光が地面からも発されているように眩しい。吸い込んだ息が白く出ていく。コートを着て歩く。子供が親に手を引かれほっぺたを薄紅く染めて小走りに歩いている。日本酒を燗して飲む。
冬もそんなに嫌うもんじゃない。