HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

悪魔のような天使の笑顔

炭水化物の摂取量を減らし、自重の筋力トレーニングをするようにして、「痩せたい」「せめて太りたくない」という意識を保つようにしている。

 

この春、冬の装いから薄手の上着にかわり、ニットやセーターからシャツにかわった。

ある日、天気がいいのでベンチに座り新緑をぼうっと眺めていた。その時にハッと気がついた。ベルトの上に、いまだにライド・オンしている腹肉である。

過度に太ることはなく、相変わらずの食生活を続けてきたが、どうにもサヨナラしてくれない脂肪。

ここで、心の中の悪魔が囁いた。「毎日の晩酌をやめれば、やせるんじゃない?」と。そんなことは分かりきっている。しかしなるべくならお酒を止めることなく痩せたいのだ。そして反対側から天使がこう宣言した。「止めてはダメ。このあいだも新種のレモンサワーに出会ったばかりでしょう。子供のころ、夏にサイダーを飲んだあの清涼感、今も味わいたいでしょう?」

 

天使の正義の言葉の前に、悪魔は成すすべもなく消えていった。